2023.02.12
2022年度も、市内児童による絵画作品展を開催いたしました。
タイトルにあるマナブ間部。皆さんご存知と思いますが、マナブ間部は、宇城市不知火町出身の画家です。10歳のころに移民としてブラジルに渡り、「ブラジルのピカソ」と称される画家として、世界で活躍しました。そのマナブ間部を記念した子どもたちの絵画展を毎年開催しています。
2022年度は、市内の小学校から1331点もの応募をいただきました。
その中から、厳選なる審査の結果、277作品を入選作品として選出し、美術館で展示を行いました。
この力作ぞろい!展示室が、ビビットで飛び跳ねるようだったり、水彩画の淡くにじむ色になじんでいくようだったり。一つ一つの作品から、描いたひとりひとりが見えてくるようで、いつまでも見続けたくなる展示でした。
各学年から、最優秀賞1名、優秀賞2名、努力賞3名の入賞者も選出。2月4日には、入賞者の表彰式を開催しました。成松館長から、ひとりひとりに賞状を手渡します。
審査の様子も少しご紹介。
審査員は、熊本市現代美術館副館長の岩崎千夏さんと、宇城市出身のデザイナー上原史寛さんにお願いしました。岩崎さんは、美術館のお仕事でたくさんのいろんな世代の方の美術作品を見てきておられる方で、上原さんは、デザインやイラストなどの表現で人に伝えることをお仕事にされている方です。
12月半ばの底冷えする体育館で、1331点の作品を一点一点じっくりと見てくださいました。
「力作ぞろいで悩みながらの審査でしたが、みんなの色使いに目を奪われたり、描かれた行事や思い出のシーンが思い浮かぶようだったり、絵をきっかけにいろんな想像を掻き立てられて、ワクワクと楽しい審査の時間でした。」とおっしゃっていました。
1年から6年生までの最優秀賞、優秀賞作品をご紹介します!
これからも、楽しんで絵を描き続けてくださいね。